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e-OHNO MAIL NEWS 第171号 2018/12/17
https://www.ohno.mgmt.waseda.ac.jp/wordpress/
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今月号のe-OHNO MAIL NEWSの編集を担当させて頂くこととなりました、学部4年の岩井優太と申します。
コンテンツに漏れがあったため、再発行させて頂きます。
今回のメールマガジンは、以下のコンテンツでお送りいたします。
■ 今月号のコンテンツ (敬称略) ■
【1】ゆく河の流れは絶えずして・・・ 大野高裕
【2】OB・OG会参加の感想記 2013修士 阿部傑
【3】二次会、昭和パワーが平成合コンを制す!?
2012年3月 博士修了 宮口直也
【4】リレーエッセイ第6号
(シニアの部) 近藤英朗
(中堅の部) 木村響
(若手の部) 山崎慎一郎
【5】インターンシップ募集のお知らせ アゼスト 香取徹
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【1】ゆく河の流れは絶えずして・・・ 大野高裕
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11月17日に開催させていただきました研究室OB/OG会はおかげさまで最高の盛り上がりとなりました。様子は阿部傑さんに感想記として書いていただきましたので、そちらをお読みいただきたいと思いますし、また年配軍団による2次会の様子も宮口直也さんに書いていただきましたので、これも楽しくお読みください。
今回のOB/OG会では遠方からもご参加くださいました。大愛康洋さんは富山・魚津から仕事に絡めて来ていただきましたし、宮口直也さんは宮城・仙台から奥様の泰子さんとともにの参加でした。お二人にはスピーチをしていただき、また朝日生命で人事部長として「女性活躍時代」のリーディングエッジとして大活躍の山崎(香田)恵子さんにも近況をご報告いただき、女子学生と就活や働き方についていろいろと懇談していただきました。研究室つながりでの世代を超えた楽しい時間というのは本当にいいものですね!
さて、大学理事の仕事を終えて1ヶ月ちょっとが経ちました。先月号でも理事退任のことを書き、「第1回定年」と称してこれからの決意を述べました。実を言うと、その頃はこれからのことが不安でたまりませんでした。20年間もやっていた仕事がなくなると自分はどうなってしまうのだろう? これまでは来る日も来る日も条件反射的に仕事をこなしていましたが、これは実は簡単な作業で、自分で考えなくても周りの人たちがたくさんの仕事を作ってくれます。それをただ解決すればいいのです。着実に結果を出せばその日は終了し、その週も月も終了し、あっという間に1年が経過します。そして振り返れば何らかの成果が出ていて達成感がある。そんなことの繰り返しでした。
自分で何をしようかという課題を設定しなくても、問題や課題は目の前にある。しかし、研究室に戻ると、さて私はどんなことを教育すべきか、何を研究すべきか、それらは世の中にどんな貢献をするのかといったことを自分が設定し、方法論を開発し、スケジュールを組んでいかなければなりません。自分がやらなければ誰もやってはくれません。これまでが組織に支えられた大企業の舵取りだったとするならば、個人商店主として全部を自分で切り盛りしなければならない。これまでと全く異なるアプローチを取らなければならない未知の世界へ踏み出すことの恐怖・・・。いや、20年前までは自分が研究室でやっていたはずことが、きっと錆び付いてしまっているに違いないという不安感が頭に充満していて、焦燥感やストレスが溜まっていました。
しかし、すべての役職から離れた初日も週間後も1ヵ月後も、自分の本質は何も変わっていないことに気づきました。やっぱりいつも何かを追いかけているし、何かをやり遂げたいという気持ちも変わりません。変わったとしたら、大学のことを落ち着いて一歩引いた俯瞰的な眼で見ることができるようになったということでしょうか。「私だったらこうするだろうなあ~」という冷静な観察をし始めるようになりました。あるいは何についても、一つひとつを楽しめるようになってきたことでしょうか。こなしていた仕事から楽しむ仕事へ・・・。振り返ってみて、初めて満足感を得るのではなく、日々、その時々を楽しむ。そんな心持ちです。
なので、自然に仕事も遊びも楽しい気持ちでやっています。遊びといえばその一つはゴルフなのですが、そんな気持ちも手伝ってか、先日48、41のスコアが出て、トータル89が出てしまいました。これはもう15,6年ぶりのことです。自分としてはこの先、一生80台は出ないと諦めていたので思いもよらないことでした。純粋にゴルフの一打一打を楽しんでいただけなので、終わって数えてみたら、「あれあれ?」という感じでした。
しかし、決して無欲になったということではなく、このスコアに気をよくして、翌週にはドラーバーを買い換えてしまいました。また雑念と欲望の塊となってしまい、その後のスコアやスイングはメタメタです。写真は新しいドライバーを買ってからのラウンドの時ですが、メチャ、力んでいるのがわかりますね。腕に力が入って、右腰もガードできてなくてヘッドアップしそうで、これでは当らないこと間違いなし!の状態です。でも失敗しても今はゴルフがとても楽しいです。当ってもあたらなくても、入っても入らなくても、「ゴルフっていいなあ~」と、ゴルフをする日が待ち遠しい今日この頃です。(もちろん、麻雀も最高です)
研究室での生活も楽しいです。外での仕事とゴルフ以外は日曜日も含めて研究室に出入りしています。何だかやることが多いんですよね。一つのことに時間をかけだすときりがないのです。それだけこれまでは手を抜いていたということでもありますね。反省しつつ、やることを一杯楽しんでいます。
方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」というのが今の私の気持ちをぴったりと言い当ててくれています。どんどん変わっていくこと、新しいこと(人)に出会うこと、新しいことを考えてみること、やってみること。そしてすべて(いいことも、そうでないことも)を楽しむこと。これらを心がけていこうと思っています。
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【2】OB・OG会参加の感想記 2013修士 阿部傑
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こんにちは、2013年修士の阿部 傑と申します。
今回は、僭越ながらOB会の感想を書かせていただきます。
私自身は久しぶりのOB会参加となりましたが、
大野研究室の先輩や後輩は様々なフィールドで活躍していることを、改めて認識できる貴重な場となりました。
また、今年度をもって大野先生が本部でのお仕事、理事の任期を満了されるとのことで、このタイミングでご挨拶ができ、うれしく思います。本当にお疲れ様でした!
久々に合う先輩、後輩と話すと、学生当時の懐かしい話もありつつ、
現在はそれぞれの領域で新しいチャレンジをしており、
「自分も頑張らなくては」と刺激になりました。
また、将来的にコラボレーションできそうなお話もあり、
貴重なコミュニティだと感謝しております。
ちなみに弊社アーキタイプではインターン生を募集しております。
スタートアップや大企業の新規事業開発の最新動向に触れることができる環境で、
「私も学生の時に知っていれば」と思うような内容ですので、ご興味のある学生の方がいればご連絡ください。
abe@archetype.co.jp
https://www.archetype.co.jp/
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【3】二次会、昭和パワーが平成合コンを制す!?
2012年3月 博士修了 宮口直也
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一次会はお洒落なバーで始まった。参加者の話は尽きず、フレアバーテンダーのショータイムもあって、あっという間に時間が過ぎていく。フレアバーテンダーといえば、映画「カクテル」でトム・クルーズが演じたアレだ。あんなことできたらモテるな…カッコいい。あっという間に一次会終了の時間、二次会に流れた。
二次会は、近藤先輩が走って見つけてきてくれたおツマミ200円台からの昭和居酒屋。一番奥にある座敷の一番奥の席に案内された。店員も目利きだから、「うるさそうな客」ということを既に見抜かれている。
そして、メンツも昭和感たっぷり。個性的というか、今時の言葉でいうならば明らかに“濃い”。「この人たちの部下は大変だろうな…、あはは」。
「生11個」の燃料があっという間に飲み込まれエンジン回転数が上がる。濃くて元気なオジサマたちの熱気と声の大きさは、向こう側で繰り広げられている平成生まれの合コンを、開始10分であっさりと凌いていった。
大野先生は、濃い先輩たちの話を「あなたらしい」と笑顔で受ける。そう、いつも思うのだが、先生は教え子たちが「自分らしく」在ることを本当に嬉しそうにされる。
みな子さんも、みんなの昔を知っているだけに「そうね…」と、お母さんのようにあたたかい。ちなみに、ウチの妻は、みな子さんのことを「東京のお母さん」と呼んでいる。
油淋鶏、出汁巻き玉子、キュウリの漬物、ソース焼きそば…、二次会とは思えぬ量のツマミがテーブルから消えていく。食うし飲むし…、「ハイボール10個!!」オーダーの仕方がバブルだ。
でも、お酒もツマミも何でもいいんだな。大野先生とみな子さんと、大野研出身というアイデンティティを胸に、“あの頃”と“今”と――、贅沢な時間だ。
以上
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【4】リレーエッセイ第6号 (敬称略)
(シニアの部) 近藤英朗
(中堅の部) 木村響
(若手の部) 山崎慎一郎
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(シニアの部) 近藤英朗
学部3期生(1991)の近藤です。平成最後の12月が過ぎ去ろうとしていますが今年はどんな年でしたか?
私はみずほ銀行のダイレクトバンキングセンターというコールセンターに就きました。銀行は漸くテクノロジーに眼を向け、AIやRPAをキーワードに、非対面チャネルや決済分野の高度化に注力した1年でした。コールセンターの世界でも呼量予測に応じた人員適正化等がテーマで、大野研で確り勉強しておけばなぁ・・という場面に日々遭遇しています。
予測できないのがスポーツの世界。3年程前に巨人を諦めヤクルトファンになりました。今年は昨年の散々な結果から見事脱却し交流戦1位、セ・リーグ2位と見事な結果を納めました。写真は11/23神宮でのファン感謝デーの1枚です。野球帽が私、隣は高等学院からの親友で清水建設で早稲田アリーナ工事長を務めた別府さんです。
次回は学部同期、尾関研卒の小川さんにお願いします。では来年も大野研イベントでお会いしましょう!
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(中堅の部) 木村響
みなさんこんにちは、2007年卒業の木村響です。
学部時代は物理学科に所属しておりましたが、四年生になり周りが就職や研究に勤しむ中人生の露頭に迷い環境を変えようと飛び込んだのが大野研でした。
正直なところところ流行りの金融工学とWeb上のみなさんの充実した様子への憧れで選んだ面は否めませんが、実はこれが大当たりで人生の転機ともいえる充実な2年間を過ごすことが出来ました。拾っていただいた大野先生には感謝しきれません。
卒業後は東京海上日動という損害保険会社でアクチュアリーとして商品開発に従事し、その後海外部門に移り中東地域の保険事業への投資や経営企画等を担当しました。
現在はHoustonにあるTokio Marine HCCという会社で働いております。同社は東京海上が2015年に9,000億円もの投資を行い子会社化した米国の保険会社でして、同社のPMIの他、東京海上グループ会社間のシナジー創出、InsurtechやData Scienceといった領域におけるグループ全体の機能強化に取り組んでおります。
大野研の仲間たちとは今でも家族ぐるみでお付き合いさせていただいております。といってもHoustonには誰も遊びに来てくれず寂しい思いをしておりますので、みなさんもしHoustonにお越しの際にはお気軽にお声がけください。写真は先日の家族とともに、Grand CanyonやWhite Sands等を車で回ったときのものです。
次回は同じく2007年卒の長尾さんにお願いしたいと思います。
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(若手の部) 山崎慎一郎
2018年3月大学院卒の山﨑と申します。学部時代から大学院卒業まで大野先生には大変お世話になりました。
私の近況ですが、今年の公認会計士試験に合格し、来年の2月から監査法人で働くことになりました。11月中旬の合格発表から就職活動、入社手続などこの1ヶ月は嵐のようでしたが、無事就職先も決まり一安心しております。
さて、最近テレビなどでノーベル賞の授賞式の様子をよく目にします。今年は本庶佑さんが医学・生理学賞を獲得されました。日本人として誇りに思います。そのノーベル賞の授賞式が行われるストックホルムにこの前行ってきました。
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その時撮った写真です。街並みがとっても綺麗ですね。ノーベル賞の晩餐会の会場やノーベル博物館を観光してきました。自分が行った場所で式典や晩餐会が行われていると、ノーベル賞が身近に感じられます。私が獲得するとしたらどの賞ですかね。(無理ですね。すみません。)
私もノーベル賞を獲得された方々に少しでも近づけるよう、日々努力していきたいと思います。
次回はゴルフ友達の久田くんにお願いしたいと思います。よろしくお願いします!
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【5】インターンシップ募集のお知らせ アゼスト 香取徹
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学生時代に、公私とも大野先生にご指導を受けた1983年修士卒の香取です。
私の社会人としてのスタートは、アクセンチュア(アンダーセンコンサルティング)でしたが、
入社5年で独立してコンサルティング会社の立ち上げに参画して、新規事業開発の役員となりました。
ちょうど、その時インターネットが爆発的に広がってきたので、新しい技術やネット環境を活用した
新しいビジネスを生みだすためのインキュベーション会社として、株式会社アゼストを設立いたしました。
90年代から動画配信サービスを始めたために、当初は市場に受け入れられず大変苦労いたしましたが、
早くから取り組んだことによる経験の獲得は、その後の自分の成長やアゼストのビジネスに大きな影響
をもたらしました。
その体験から、社会人としての成長は、ゲームと似ていて、レベルが低いうちにたくさんの体験をして、
アイテムやスキルを身につけ、経験値を高め、友人のネットワークを広げることだと思っております。
特に、学生時代の経験は、色々な意味でその人の成長や人生に大きな影響があると信じております。
いま、どのような産業分野でも、次世代の価値を高めるためのデータサイエンスの時代に入りました。
これから社会に出る学生のみなさんが、早くからデータ分析やその活用の仕方を体験できるようにすることが、
「進取の精神」を標榜する早稲田に対する恩返しだと思い、インターンシップの取り組みを始めました。
-アゼストでのインターンシップ経験ー大野研究室 2015年度修士卒 酒向海
アゼストでは、大変貴重な経験を積ませて頂きましたので、卒業生を代表して、インターンシップの概要や実体験をご共有させていただきます。
アゼストでは、インターンシップの学生と社員との垣根がなく、全員が一体感を持ってプロジェクトに参加できることが特徴です。
学生であってもプロジェクトメンバーの一員として、企業と直接対話をしながら課題を深掘り、仮説立てからデータ分析に至るまで、実務で必要な一連の経験を積むことができます。
実際に自分が学生時代に携わっていたプロジェクトでは、企業の経営陣や医療法人の理事長と対話して得られた課題について、データ分析を行いました。アウトプットが出たときの達成感は、座学ではとても経験できないものでした。
実際の生データを扱うと、研究で扱うPOSデータとは異なり、データ整形がとても大変であるという苦労もありましたが、今思うとそれも良い経験でした。
最終学年では、TableauConferenceに参加し、アメリカのラスベガスに出張を経験しました。タブロー本社の精鋭社員からハンズオントレーニングを受けたり、グローバル企業のデータ利活用事例を生で体感できたことは大変貴重な経験になりました。その後アゼストでは、毎年学生がTableauConferenceに参加しています。
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◇◆ 編集後記 ◇◆
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「e-OHNO MAIL NEWS第171号」はいかがでしたか。
e-OHNO MAIL NEWS で大野研OB・OGへ発信したい情報等ございましたらお寄せください。お待ちしております。
なお、バックナンバーは大野研究室のHP内でもご覧頂けます。
編集担当 岩井優太
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