e-OHNO MAIL NEWS 第179号

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  e-OHNO MAIL NEWS 第179号 2019/8/23

      https://www.ohno.mgmt.waseda.ac.jp/wordpress/

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発行が遅くなり大変お待たせいたしました。今月号のe-OHNO MAIL NEWSの編集を担当させて頂くこととなりました、学部4年の摩嶋翼と申します。

今回のメールマガジンは、以下のコンテンツでお送りいたします。

■ 今月号のコンテンツ ■ (敬称略)

【1】ゴルフのビビり     大野高裕

【2】ビジネス最前線     葦原一正

【3】リレーエッセイ第14号

(シニアの部) 小黒直樹

(中堅の部)  高島大輔

(若手の部)  高橋淳

【4】OB/OG最新著書ご紹介 川島孝一

【5】ウェルカムバック!  大野高裕

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【1】ゴルフのビビり   大野高裕

以前にも書いたかと思いますが、大学本部の仕事を離れた昨年11月から、ゴルフに再びはまっております。再びというのは40代の始め頃に夏休み・春休みを中心に年間40ラウンド近くゴルフをやっていて、ハンディもそれなりのところまで行ったのです。しかし、それから20年近く続いた大学本部の仕事にかまけて、クラブをほとんど握らない時間が過ぎていきました。「やらないから下手になる、下手になるかやりたくない」の負の連鎖に陥っていたのです。しかし、腕が上がる、スコアが良くなるゴルフは、体力的に見てせいぜいあと10年と気付いた瞬間に、「そうだ、今、ゴルフをやらずして、どうすんの!」と再び目覚めたのです。

そして、なぜか家内・みな子さんもやはり20年振りにクラブを持ちたくなり、二人して「月2回はゴルフに行こう!」ということになりました。幸いなことに、これまで週3日は会議で埋まっていた平日が、一部はまだ一日丸々空いているので、往復の運転もゴルフ場も空き空きで、しかも安いという平日ゴルフが楽しめるのです。

20年前に買ったクラブも新品に買い替えました。「最近のクラブは飛ぶよ、簡単だよ」というゴルフ仲間のささやきに負けたのですが、確かに飛距離はともかく、カス当たりでもそれなりに飛んでいくのには驚きました。延べラウンド回数も増えてきましたから、スコアもググっとアップしてもよさそうなのですが、これがどうしてどうして、ママなりません。自己分析してみるとグリーン傍に来てからのアプローチでザックリやトップで2打3打、さらにグリーン上での3パット続出という情けなさが明白となりました。

まあ、昔から上級者は「グリーンに近づいてからが上手い」とは言われているものの、それが自分は蚊帳の外というのは、なんとも悔しいことです。実は先日、大学時代の同級生のコンペがあって参加したのですが、幹事が厳しくてパットの「OK」を認めないのです。すべてカップインしなければなりません。ずっと、「OK」ありゴルフのぬるま湯に浸かっていたので、これはビビります。なんと1ホール目と2ホール目の50センチのパーパットを2回とも外しました。その後は近ければ近いほど、パットが怖くて打てません。怖いからチョロっとショートする。次はコツンと強すぎて方向がずれて大きく外れる、とまあゴルフになりません。もともと、自分でも小心者、チキンハートであることは自覚していましたが、何とかしなければならないと思って考え出したのが、メンタル面での「合理的納得イメージ」の涵養です。

これでも私、一応、理工系の端におりますので、「気合」ではなく科学的根拠に基づいて自分で納得するメンタルトレーニングが大切、と考えました。そこで、「パットの距離に応じてカップインするには何度までの誤差が許されるのか?」を計算してみることにしたのです。それをまとめたものが下のpptの資料です(ひまだねえ~と笑ってやってください)。この発想はいつも行っている塩山カントリークラブでお世話になっているキャディの米倉さんから、「パットで何度ずれたらカップから何メートル離れるかを計算できますか?」と聞かれて「サイン、コサイン、タンジェントでできるんじゃない」と答えたことにヒントを得たものです。

さて、カップの大きさは10.8センチです。するとカップまでの距離とカップの大きさとの関係から三角関数タンジェントを使って、カップの中にボールが収まる許容角度が求まります。私がビビッて外した50センチの距離は12度です。入れ頃、外し頃と言われる1メートルは6度です。でもここまでわかっても、イメージがわかないのでメンタル面での安心感には結び付きません。そこで、折り紙を使ってみることにしました。紙をどんどん折っていって小さな角度を実際に目に見えるように作ってみるのです。これなら実感できます。下の写真は紙を5回折って11.5度の形を作ってみて、50センチ離れたところにホールに見立てたニベアの缶を置きました(本当にヒマだよねえ~)。ニベアの缶、9.6センチですから、ゴルフのホールよりも1センチほど小さいんですね。逆にホールって本当はこんなに大きいものなんだなと見直しました(これもメンタルトレーニングの一環となりました)。

写真の白い折り紙を見ていただくとお分かりのように、こんなに大きくブレても入るはずなのです。入らないはずがないのです。ホールにまっすぐ打つつもりになれば何も怖いことはないのです。傾斜があっても曲がる前にスポンと入ります。

さらに下の写真は折り紙をもう1回折ったパットが1メートルの場合です(まだやってるの?ひまだねえ~)。角度は6度なので、50センチのように必ず入りそうというほどの許容角度はありませんが、それでも「絶対まっすぐでないとダメ!」ということはない程度の折り紙の「幅」はあります。それなりにまっすぐ打つ感覚さえあれば大丈夫そうです。

こうやって、科学的根拠と視覚的な具体的イメージづくりを試みた結果、最近では50センチはほぼ確実、1メートルも飛躍的に入る確率が上がってきました。

とは言うものの、やはりスコアはそれほどアップしません。またどこかに課題が生まれつつあるのでしょう。モグラ叩きのように止めどないのですが、でもこれがまたゴルフがいつまで経っても飽きない理由の一つなのでしょう。

今月はゴルフに関心のないOB/OGの方々には退屈な話題で申し訳ありませんでした。でも、ゴルフって本当に楽しいですよ。ちょっと始めてみませんか?

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【2】ビジネス最前線  葦原一正

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<ご紹介>

今月の「ビジネス最前線」にはバスケットボールプロリーグであるBリーグの常任理事・事務局長として、まさに革命的なプロスポーツビジネスを牽引している葦原一正さんに執筆していただきました。葦原さんには先月号で著書の紹介をしていただいたのですが、その本の中で、川淵三郎さんのリーダーシップのところがとても気なってしまい、そこで今月号に重ねてのお願いをした次第です。私も大学の関係で川淵さんとは若干の面識があり、お世話になっている中で、その人としての大きさに憧れと感動を覚えていました。葦原さんはその川淵さんと一緒に仕事をされているので、その視点から彼のリーダーシップの真髄をコンパクトに書いていただきました。葦原さんが感じるビジネスを引っ張る川淵さんの魅力の心底にあるエッセンス、「なぜ川淵三郎はこんなにも魅力的なのか」、それをいくつかのキーワードでまとめて語っていただいています。そこには今までのような延長線上にあるビジネスを構築するマインドではなく、現在の不連続でジャンプするビジネスの構築に不可欠な行動源泉があると思います。是非、楽しんでお読みください。(大野高裕)

大野研究室2003年修士卒業の葦原 一正(あしはら かずまさ)と申します。現在の男子バスケ新リーグB.LEAGUEの常務理事を務めさせていただいております。僭越ながら大野先生からのご指名で執筆させていただいております。

バスケの世界は4~5年前まで混とんとしておりましたが、Jリーグ創設者でもある川淵三郎氏の出現により、一気に改革が進みました。

なぜ、20年近くもプロ化が謳われていながら全く進まなかった世界が、一気に動き出したか?そう、それは単に川淵さんによる「強力なリーダーシップ」があります。

では、リーダーシップとは何なのか?

以下、川淵語録です。

① 「リーダーには理念、ビジョンが必要。そしてそれを裏付ける論拠が重要」

世の中「リーダーにはビジョンが必要」というような書籍がたくさん並んでいます。勿論ビジョンは必要ですし、それを持っているだけで充分なリーダーとは思います。でも、川淵さんの場合は、どんな大きなイシュー、小さなイシューでも必ず、方向性とともにいつくかの論拠が必ず添えられています。ついていくスタッフからすれば、正直違う方向性がベターだと思っていても、その論拠をベースにより深く議論が進められます。組織としては、より深い納得感で導いていってくれるリーダー像と捉えています。真のリーダーには共感性が大事で、それを充足させるためにはビジョンだけでなく、その論拠も大事なのだと思います。

② 「世の中に独裁者は必要。ただし私利私欲はもってはいけない」

世の中、特に日本人は独裁者という言葉に対して嫌悪感を抱く人が多いでしょう。しかしながら、改革期において、全員の合意形成で進められるほど世の中は甘くないと感じております。川淵さんは明確に「独裁者は必要」と唱え、そして、条件を1つ入れております。それは一切、私利私欲を入れず、公のためにやること。実際、バスケ改革時にバスケ界から1円ももらっておらず、「その代わり俺は日本スポーツ界にとって正しいことと思うことだけを言っていく」とおっしゃっていました。

③ 「お前たちで考えて動け。そして、何か困ったら連絡しなさい」

ここまで書くと、強烈なリーダーシップを持ちつつ、きめ細やかに指示を出していると思われがちですが、実際は違います。定期的にトピックスを報告しても、いつも言うことは「わかった。」か「お前たちで考えて動け。」のみ。基本的には現場を信じて温かく見守っていただいている状態です。そして、「何か困ったら連絡しなさい。」という現場からすれば神のような言葉も頂いていたりします。実際、私も困ったことがあり川淵さんにご相談させていただいたら、すぐに川淵さんが動いてくださり、一気に片付いたこともありました。このような言葉を発せられたら、リーグスタッフで川淵さんを崇拝しない人がいないはずもありません笑 こういう男気のあるコメントを、嫌みなく、かつ適切なタイミングでできることが横で見ていて本当にすごいな、と思います。人たらし力ですね笑

④ 「大事なのは、コペルニクス的発想とVW」

昨今、よく川淵さんから聞く言葉です。とにかく前例に引っ張られない発想で突き進むこと、プロセスや実現可能性をいきなり気にしないで、正しいと思う置き石をどんっと据えること、置き石に向かって「どうやったらできるか?」をとことん突き詰めて考えつつもまずは進み始めることが大事とおっしゃっています。できない理由を考えたり、もしくは、じっくり考えてから動くのは全くナンセンスだ、と。そして、置き石を決めたら、とにかくVW。某自動車メーカーではございません。VISION & HARD WORK。とにかく方向に向かってがむしゃに進んていけと。綺麗ごとばかり言って、少しでも緩くやっていたら、何事も成しえないとおっしゃっているのだと思います。

スポーツ界においても一般の会社においても、成功するか否かの大きなポイントは、戦略でもマーケティングでも人事でもないと思っています。極論、それらはアウトソースしてもできるので。

最後は物事を責任もって決められるか、そして、人を真の意味でまとめられるのか、つまり「リーダーシップ」がすべての本質だと思っております。

自分が川淵さんみたいになれるわけではないですが、今後も日本スポーツ界の発展のために少しでも尽力できたらと思って過ごしております。

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【3】リレーエッセイ第14号

(シニアの部) 小黒直樹

(中堅の部)  高島大輔

(若手の部)  高橋淳

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(シニアの部) 小黒直樹

1994年院卒の小黒直樹(おぐろ なおき)です。

卒業後、三井信託銀行、KPMGのコンサルティング会社を経てMBOで独立をし、現在、東京国際コンサルティング株式会社という会社の共同代表をしています。弊社は、金融規制対応、コンプライアンス・リスク管理等の内部統制対応、内部監査支援を主な業務としており、金融機関をメインに、幅広い業種を対象にサービスを提供しています。私は、規制対応、リスク管理体制の構築サポート、リスク計量化手法のサポート、中小金融機関の経営顧問、セミナー講師を主な業務として担当しています。

何を書いたらよいのか非常に悩みましたが、これまで銀行員、経営コンサルタントとして仕事をしてきて、学生時代を振り返ってみてこうしておけばよかったと思ったことを書いてみたいと思います(世間的によく言われることだと思いますがすみません)。

私は大学院を出たこともあり、最初の銀行側の期待は理科系としての素養を業務に活用してほしいというのがほぼ100%だったと思います(特に信託銀行は資産運用や年金の受託で数式を扱う業務が多いこともあります)。銀行に入ってからは、支店配属で営業を数年経験した後(大変苦労しましたが)、証券運用部という部署に配属されました。証券運用部では企画業務を担当して、証券運用の分析や当局対応を行い、その後組織改編で証券運用部が総合資金部と名前を変え、業務もALM(Asset Liability Management)が追加されました。総合資金部では有価証券運用関係や資産負債の金利リスクの分析に使用する数式を多く扱った記憶があります。その後、当時流行していた資産担保証券の運用手法や分析手法を習得するために、ニューヨークのDLJ(Donaldson, Lufkin & Jenrette、現在はクレディ・スイス)に派遣されました。帰国後、当該知識を業務に活用しようと意気込んでいた時に山一ショックをはじめとする金融危機が発生しました。自分の希望する業務が何もできなくなったのを契機に転職を決意し、KPMGのコンサルティング部門に転職しました。その後は冒頭に書いたとおりです。

現在の仕事は、内部統制体制の構築や規程類の整備サポート等とリスク計測手法の導入、リスク分析が半々程度となっています。この後段の業務の一番の難しさの一つが、所謂文科系の方々に、数式的な意味をどう理解していただき、実際の経営意思決定に繋げていただくかです。文科系と理科系で分けて考えることが多い日本の教育の大きな問題かもしれませんが、文科系の方々にはプレゼンテーションにΣ記号が入るだけで毛嫌いする人が非常に多いのが実際です。

この傾向は、大企業、中小企業を問わず見られました。内部統制上、経営陣は最低でもリスク分析の数式の意味(この数式で何がわかるか)と限界(どういう場合に数値が信用できなくなるか、数値で測れないリスクは何か)を理解・認識する必要があり、理解がないとコーポレートガバナンス上問題と言えます。このため、標準偏差という統計学上の基礎の説明でさえも苦慮した経験が多々あります。この時に痛感したのが、学生時代の自分がいかに単位を取るために表層的な勉強をしていたかということです(他の方は違うかもしれませんが。。。)。統計学の基礎の基礎でも理解してもらえないのに、積分記号や微分記号があるとなおさらです。ここで得た教訓は、「人に分かり易く説明するためには、数式ができた背景をよく知る必要があり、それができないと数学的な知識がほとんどない方々にご理解を得ることが難しい」でした。

この教訓は裏返すとビジネスチャンスでもあります。経営コンサルティング業務でお客様から価値を認めてもらい対価を得るには以下の3つ方法があると考えています。

1)お客様との情報格差があり、提供する情報に価値があること

2)お客様との情報格差はないが、外部の第三者としての評価・分析に価値があること

3)お客様の専門部署との情報格差はないが、情報をかみ砕いて分かり易く説明して社内の実務プロセスに組み込みこと(経営に活用できるようにすること)に価値があること

このうちの3番目に気づかせてくれたのが前記の経験であり、現在、一番やりがいを感じているのは、地方の中小金融機関等に対して先進金融機関の手法をかみ砕いて分かり易く説明し、(100点満点ではないとしても)実務的に十分活用できる経営管理手法を構築することに貢献することです。この結果、地方経済が活性化すれば言うことはありません。

(散々言われていることですが)最後にこれを読んでいる学生をはじめとした若い方たちに伝えたいこととして、経営システム工学科のカリキュラムは社会の多くの場面で非常に役立つものです。また、日本の弱点である文科系と理科系の分断を繋ぐことができると考えています。

写真は私がよく講師をしているリスクマネジメントのセミナーでのものです(小さくてすみません)。

次回は1学年後輩の河野博行さんにバトンリレーしたいと思います。

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(中堅の部)  高島大輔

2006年修士課程修了の高島大輔です。

多業種で活躍されるOBの皆様の投稿に、いつも刺激を頂いています!

私は新卒でIBMに入社して7年間勤務し、NTTDATAに転職して現在7年目です。

IBMでは大阪配属となり製造業界の顧客営業として我武者羅に働き、転職と同時に東京へ戻って人材サービス業界の顧客を担当した後、現在は事業企画・管理の業務に従事しています。

労働集約型で一部でブラックなイメージも付きつつあるSI業界は、いま「受託型事業」一本足打法からの転換期と言われています。

幸いにも、これまで関わってきたチームは先進的なテーマに多く取り組んできていて、右肩上がりで順調に成長していますが、行く末は?

これまでと同様にクライアントのニーズへ真剣に向き合いつつ、一方で今は新しい「自社創発型事業」を立ち上げるために、複数のチームで事業企画や人材育成・組織設計に取り組んでいて、悪戦苦闘中ですが日々やりがいを感じながら働いています。

大野研時代は「要領よく」が身上でしたが、それで簡単に過ごしていける環境下にはなく、研究やゼミを通じて教えて頂いた「考え抜く」力を発揮すべく、愚直に・チャレンジングに取り組んでいるつもりです。

プライベートでは、我武者羅に働いた外資系から日系に移ってワークライフバランスも逆転。長年続けている野球と、子供達との外出・旅行が楽しみです。

ただ私が雨男のため、旅行の降水確率は80%以上。 写真は、今年も案の定1回も太陽が見えなかった沖縄旅行のホテル内です。

次号は、同期の塩川泰平くんにお願いしたいと思います。

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(若手の部)   高橋淳

今回のメルマガ担当となりました、2015年学部卒の高橋淳です。

大野研には2014年からの2年間お世話になりました。

ここでの2年間は、自分の中でもとても貴重で、授業に研究にと忙しく過ごさしていただきました。自分は数理的な分野に関しては、好きですがあまり得意ではなかったので、深く踏み込んだ研究まで到達ができませんでしたが、今振り返ると、ここで得た知識は社会で働く中でも役立つことが多かったと感じております。

私は、現在コネクタメーカーでサプライチェーン部門で働いており、神奈川で数年働き、現在は静岡県の片田舎に住んでおります。

かなりローカルな場所で仕事をしていますが、場所に似合わず仕事相手の多くアジア・アメリカ・ヨーロッパと海外が中心です。

業務は中長期のサプライマネジメントで、特にスマホなどのモバイル機器を多く扱う会社であり、昨今の中国企業の急成長を肌に感じながら日々仕事に邁進している形です。

社会人になって思う事は、毎度毎度よく言われる事ですが、学生時代にもっと自分の好きな事をとことん突き詰めればよかったなと感じています。特に勉強はもっとしておくべきだったと後悔しています。働き始めて自由な時間が少なくなったからこそ、時間の大切さを改めて強く感じております。

今は受験勉強に励んでいた当時よりも、勉強意欲は高い気がしております。

自分は20代も残りわずかですが、あまり将来に悲観せず、その時その時の興味を持った事に全力で取り組めるような人間を目指して日々頑張っていきたいと思います。

あまり良い写真が手持ちになかったのですが、添付は静岡県の寸又峡「夢の吊橋」の写真です。

次のメルマガリレーは館野さんです。乞うご期待!!

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【4】OB/OG最新著書ご紹介 川島孝一

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<OB/OG最新著書ご紹介>

社会保険労務士(私たちの学科出身ではめずらしい)として活躍している川島孝一さんが最近2冊の著書を出されましたので、ご自身のPR文でご紹介させていただきます。腕利きなので、会社や個人で相談ごとがあったら、皆さん、連絡してみてくださいね。(大野高裕)

平成26年に出版した「中小企業の『退職金の見直し・設計・運用』の実務」が実務書としてはひそかに売れており、さらに再改訂版を出版しました。

この本は、中小企業の人事制度や賃金・退職金制度、労務関係のコンサルティングをしてきた中で、退職金に関しては集大成のつもりで執筆し、退職金制度を網羅している数少ない書籍になっていると思います。

今回の再改訂版では、昨今の多様な働き方や人手不足に対応するための短時間勤務正社員や契約社員、パートタイマーに対する退職金の戦略的な活用方法を追補しました。

企業経営に携わっている方に手にとっていただけると幸いです。

引続き、もう一冊「労働基準法・労働契約法の実務ハンドブック」も出版しました。

こちらは、先ほどの退職金と同時に執筆するのは困難だったので、仲間の社会保険労務士を集めて、取りまとめと監修、少しだけ執筆した本です。

社会保険労務士は年金相談だけでなく(というよりほとんどこの仕事はないです)、このような人事・労務に関するコンサルティングも行っています。

こちらはこれから社会に出る学生さん、現在お勤めの方すべての方に読んでいただけると幸いです。

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【5】ウェルカムバック!  大野高裕

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不定期連載で始めました大野研究室を訪問されたOB/OGのご紹介ですが、今月からは訪問された方ばかりでなく、私の方が出向いて行って、お目にかかったOB/OGの方々のことも掲載させていただくことにいたしました。

まず、8月3日のオープンキャンパス(受験生が大学の様子を見に来るイベントで来場者6万人超え)開催の暑い日に、荒木健さんが奥様とご次男をお連れになって研究室に来られました。先日まで野球部で頑張っていたご次男が受験勉強の本気モードに入るようにと、私を訪ねてくださったのです。ご兄弟二人は小学生の頃に、大野研OB会のイベントでマジックショーをやった時に見に来てくれました。当時、大学のマジックサークルに入っていた阿部さんのご紹介でそんなイベントをやったと記憶しています(ちょっと自信ありませんが・・・)。見に来た時にはとても小さかった彼が、身長も高くがっちりとした体格の受験生となって私の前に座られたので、時間の経つ早さを改めて実感しました。荒木さんも奥様(今も学生の頃と変わらず、すごい美人!)も受験生を持つ親として頑張ってるなあと、こちらの方にも感動を覚えました。うっかりと写真を撮るの忘れてしまったのは残念ですが、受験生になったOBジュニアにいろいろなお話を1時間以上できたのはとても幸せなことでした(聞かされたご次男は退屈でつらかったかもしれませんが・・・)

次に、8月17日に長崎で開催された地域フォーラムという大学OB/OGと学生の父兄をご招待する講演会にお呼ばれしたので行ってきました。そこには松尾哲吾さんが駆けつけてくれました。松尾さんは現在、九州で最も大きい建設会社の社長を務めておられます。早稲田の系属校(別法人)である早稲田佐賀中学・高校の寮の建設でお世話になったり、開設時に多額の寄付をいただいたりと、大学はとてもお世話になっている会社の社長さんです。足を向けて眠れません。大学のOB会である早稲田大学校友会などでもまとめ役をされていて社会貢献にも積極的に取り組まれています。写真はその時のものですが、私の左隣は大野研で社会人博士の学生として、すでに3本の論文を書いてる76歳の精神科医の松本さんです。まさに生涯研究の時代です!

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◇◆ 編集後記 ◇◆

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「e-OHNO MAIL NEWS第179号」はいかがでしたか。

e-OHNO MAIL NEWS で大野研OB・OGへ発信したい情報等ございましたらお寄せください。お待ちしております。

なお、バックナンバーは大野研究室のHP内でもご覧頂けます。

編集担当 摩嶋翼

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「e-OHNO」は、大野研のOB・OGへ毎月17日に配信しています。

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