このたび、「M&Aとステークホルダー・マネジメントに関する調査―情報の非対称性の解消とコミットメントに着目して―」を実施します。
近年、M&Aは多くの企業にとって重要な経営戦略と認識されるようになりましたが、それに伴って、株式持ち合いの解消、M&A専門サービスの拡大、「物言う株主」の存在など、M&Aに関わるステークホルダーの役割も変化してきたと思われます。
本調査は、株主や顧客、金融機関といったステークホルダーから業界や相手先の情報を事前に収集を行なうことや、彼らがどう関与するかがM&Aの成立やプロセスに影響を与えるため、それらのマネジメント方法がM&Aによるパフォーマンスに影響するのではないかという仮説をもとに、ステークホルダー・マネジメントとM&Aの関係をモデル化し、財務パフォーマンスなどへの影響を分析することを狙いとしています。そのため学術研究はありますが、分析結果を通じて産業界で日々、M&Aの戦略設計やIR情報の効果的な活用などに取り組まれている実務家の方にも知見を提供できるのではないかと考えています。なお、ご回答いただいた企業様には、8月末頃を目途に、集計結果を基にした報告書をお送りさせていただきます。
すでに調査票を配布した企業様やそれ以外でもこのサイトを閲覧し、関心を持ってくださった企業様は、ぜひファイルをダウンロードして頂き、メールにてご回答頂けたらと思います。またこれらの企業様で、組織変更・住所変更に伴うご連絡先の変更、ご回答しやすい担当部署などのご連絡を頂ければ、調査票を送付先をさせて頂きますので、どうぞよろしくお願いします。
【詳細概要】
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・期日: 2022年5月31日(月)
・方 法:郵送調査、メール併用
ご回答者は経営企画部などM&A戦略に特に関係する部署のご担当者様(1社1名)とさせていただいており、御社の判断でご回答頂ける適切な部署・ご担当者様に回覧して頂けると幸いです。
・回答時間:15分程度
・高田真也(stakata2010@aoni.waseda.jp)
企業・キャリアセンター勤務等を経て2018年より早稲田大学客員研究員,2020年より早稲田大学経営システム工学科 助教(博士、学術(東京大学)), 専門:経営学(合併のほか、CSV活動などについてステークホルダーの視点から研究を行っている。
研究関連情報:https://researchmap.jp/takata2010)
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